五度の失敗にも屈することなく盲目になりながらも六度目の航海で遂に来日に成功し、
天平宝字三年(759年)に『唐招提寺』は唐の高僧鑑真大和上により創建です![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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圧倒的存在感(ー_ー)!!
南大門で拝観料(1000円)を納め玉砂利を進むと”金堂”(国宝)がドーンと眼前にたたずむ、
豊かな量感と簡素な美しさは天平様式の奈良時代建立の寺院金堂としては唯一現存。
これを見に来るだけでも価値アリと言っても過言ではないまさしく奈良が誇る世界遺産![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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パルテノン神殿(≧◇≦)
金堂内は撮影NGですがその前には8本のエンタシス列柱の吹き放ちはパルテノンを彷彿する、
遠くギリシャの神殿建築技法がシルクロードを越え日本まで伝来した(かのよう)
わざわざギリシャまで行かなくてもパルテノン神殿の雰囲気がここで味わえるのです。
御本尊のジェットストリームアタック( ˘ω˘ )ナムー
鑑真大和上は東大寺大仏殿の前に戒壇を築き日本初の正式授戒したと言われており、
聖武天皇をはじめ四百余人の僧俗に戒を授け東大寺で五年過ごされてのち、
戒律専用の道場として創建したのが始まりでその理由からか御本尊は盧舎那仏坐像。
両脇には薬師如来立像に千手観音立像と全て国宝の最上級のジェットストリームアタック!
きっとアムロもここで勝利を祈願したに違いありません(ガンダム知らない人ゴメンナサイ)
ちなみに右手にチラ見する鎌倉時代に再建された”鼓楼”もさりげなく国宝です(笑)
正面では入りきらない(≧◇≦)
金堂の奥にあるのが”講堂”でありまして斜め45度で撮影しなければ入りきらない、
鑑真大和上が平城宮より移築した唯一の宮殿建築の遺構ともされています![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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もちろんこちらも国宝(奈良時代)に指定されており堂内の撮影は残念ながらNGですが、
ただいま弥勒如来坐像はメンテナンス中でこちらに背負向けて鎮座する、
手が届きそうな同じ目線で後頭部のパンチパーマが見るのはけっこうレア物かも。
なおメンテナンス完了予定は令和8年3月31日でございます。
ええ香り~(´▽`)
境内を歩くとどこからともなくキンモクセイが鼻孔をくすぐってくる秋の唐招提寺は、
ちょっと小雨がぱらつく天気ですがおかげさまでキふんわり華やかな気分に![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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この中に鑑真さん( ˘ω˘ )ナムー
と言ってもレプリカですが”開山堂”には鑑真大和上の像がガラス越しに鎮座しており、
年間数日しかない国宝のホンモノ(御影堂)の開扉に代わって毎日参拝が可能![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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あとでお寺の人に尋ねると等身大と伝えれており150cmくらいの鑑真さんが鎮座する、
盲目になっても奈良を目指してくれたことに心より合掌して感謝申し上げます。
なおホンモノの開扉ですが例年は6月の数日だけですが、
今年は1270年記念とかで11月23日~11月25日も開扉するそうですよ。
コケの絨毯(ー_ー)!!
鑑真和上御廊へと続く道は周りがコケに包まれるこれも唐招提寺名物の人気スポットで、
まるで奈良公園の芝生みたいですがここには鹿もいなければフンも落ちてない、
鑑真和上の墓所へ向かう道中でここではたくさんの参拝者が足を止めて撮影タイム![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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負けてられん(≧◇≦)
あまりコケは撮ったことがなくどういうアングルで撮影したら良いか分からない、
とりあえずアップにしてみましたがモコモコ具合が伝わるでしょうか?
手のひらで触ってみると何かに似てるような・・・そうこれはまさに鹿の冬毛だ(笑)
もうそろそろ生え変わるシーズンなので奈良へお越し際は触り比べしてください。
奈良の地にて永眠(-_-)zzz
コケの絨毯を抜けると”鑑真和上御廟”は行ったことないけど故郷の揚州ちっくな出で立ちで、
お供え花も菊ではなく贈られた瓊花が植えられるそうですがこの時期は違うかな。
初夏に唐招提寺境内でも可憐な花を咲かす国内で見れるのは10ヶ所ほどだそうですよ。
この花は何だ(・・?
はす池には蓮の花とは時期も大きさも違うピンク色の小さな花が咲き乱れておりまして、
名前?まだ蕾?もう咲いてる状態?分からないもの可愛いのでOK牧場![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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調べても唐招提寺関連は瓊花しか出てこないので早々にリサーチは諦めましょう。
まさに仏門の入り口( ˘ω˘ )ナムー
最後は金堂西側にある”戒壇”でありまして僧になるたの授戒が行われる場所の、
建物は焼失したもの石段は鎌倉時代のその上に昭和に宝塔を築く、
まさに仏門の入り口といったところで仏弟子として生きるための戒律を授けるのです![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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ちなみに東大寺に鑑真大和上を招いて授戒が行われたと明記しましたが、
このとき日本での授戒第一号が聖武天皇で戒名は【勝満】だったとのこと。
たっぷり1時間(^^♪
アップダウンはないものそこそこ広い境内なので見て回るだけでも1時間はかかる、
さらに追い銭が必要な宝物庫なんか立ち寄るならばもう少し時間が必要かも?
見どころ満載な歴史ロマンも感じる『唐招提寺』なのでこれ見たらスルーできないはずの、
南大門前には法隆寺行きのバス停もありますのでぜひ奈良観光の参考にしてください![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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こんなの買ってた(≧◇≦)
境内にある売店で購入したのは”招提みそ”という瓜や茄子が入ったおかず味噌でして、
鑑真大和上が日本への長い船旅の船上の糧として持参し伝わったもの。
聖武天皇に献上したところ「未曾有(みぞう)の美味しさ」と言われたことが、
みぞう→みそ→味噌の語源になったという説もあるのだとか。
※味噌自体は飛鳥時代に中国から伝わった説もアリ
冷奴に合う(´~`)モグモグ
270gで1000円の招提みそは味が濃いのでさっぱりした食材との相性抜群の、
大豆のツブツブが心地良い紫蘇や生姜も入った滋味深いまさに奈良時代の味![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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キュウリをスティック状にカットして招提みそをつけて食べれば日本酒が止まりません。
なんでも唐招提寺にしか売ってないそうなので参拝時には必ず買って帰りましょうね。
※唐招提寺の関係者ではない
<唐招提寺>
ホームページ⇒https://toshodaiji.jp/
![]() | 価格:693円 |

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この記事へのコメント
ぼんさん
Rchoose19
早朝より素晴らしいものを拝見させていただきました(合掌)
今朝ちょうど仏像関係の本を読みつつ通勤いたしておりました。
鑑真和上の精巧なお前立の項も読んだところでございます。
和上はいろんな職人さんを一緒に連れて来日したようで、
仏像も鑑真前、鑑真後と明らかに違いがあるそうでございます。
奈良、まだまだ知らないことだらけです。
苔と鹿の冬毛の触り比べも是非してみたいと思います♪
英ちゃん
とうしょうだいじ か~(^▽^;)
建物も素晴らしいけどゴミ1つ落ちてない感じがいいね!
未曾有(みぞう)は、麻生太郎さんが以前使ってた言葉だけど「みぞゆう」と間違えた言い方をしてたらしいね(^_^;)
政治家は知りもしないのに難しい言葉を使うのは可笑しいよね(;^ω^)
kohtyan
和上の像は、東京に出張されたときに拝観しました。
溺愛猫的女人
リュカ
令和8年だとまだちょっと先ですね^^
間近で見られるパンチパーマ、わたしも拝んでみたいです^^
唐招提寺は本当に素敵なところ!
鑑真和上さまのご苦労を思うと、静かに手を合わせたくなります。
この記事を読むにあたって、唐招提寺でいただいてきた
お線香(天平香)を焚きましたよ〜〜
柔らかく高貴な香りでございます。
いつもはね、すぐに買いに行ける増上寺のお線香なのww
johncomeback
拙宅から徒歩約15分に「東北歴史博物館」があります。
今年4~6月に「東日本大震災復興祈念 悠久の絆 奈良・東北のみほとけ展」
が開催され<鑑真和上坐像>を観ることができました。
藤並 香衣
鑑真和上様、盲目になっても諦めずに日本に来てくださってありがたい
その目で日本がどんなところか見たかったんだろうなぁ
僕のところは子供を唐招提寺と関連のあるお寺の幼稚園に通わせたので
年長組になると6月の開廟に合わせて園長の解説付きで
唐招提寺に行くのが恒例行事となっていました
親は一生懸命話を聞いていたけど、幼稚園児は境内を走り回ってた(笑)
瓊花はその花の時期に行ったことがなくて、まだみたことがないです
藤並 香衣
ピンクのお花は“ミゾソバ”だと思います
tai-yama
みぞうの冷奴になったのかも(笑)。
mau
修学旅行は春だったので秋にも行ってみたい。
あおたけ
その佇まいはホントに
圧倒的な存在感がありますよね(*'▽')
唐招提寺は私も一度だけですが
拝観へ訪れたことがあります(^^)
“御本尊のジェットストリームアタック”
がみられるのは
国宝の仏像をいくつも擁する
唐招提寺ならではの贅沢さだと思います(´ー`)
堂内の仏像などは撮影できなかったけれど
境内の庭園を撮られた写真もまた
侘び錆びを感じる落ち着いた雰囲気でいい感じ♪
青々とむした苔が見事だなぁ(*´ω`)
お写真からもそのもこもこ感が伝わります☆
お土産に買われた“招提みそ”は
味噌の語源になったという説もあるのですね!
瓜や茄子が入ったおかず味噌は
ゴハンのお供やビールのアテなどによさそう♪
yamatonosuke
金堂内に横並びで3像立つ圧巻光景でした(^^♪
苔広場はしばらく居座りました(笑)
yamatonosuke
早朝にお参りしたらなお一層気持ちいいでしょうね☆
仏像関係の本を読みながらのバーチャル体験!
鑑真和上のお前立を分かってもらえ嬉しいです(^^♪
日本に多大な影響を与えた鑑真大和上~
もう唐招提寺に足を向けて寝れません。
奈良の全ての寺社仏閣を巡るなら一生かかるかも(笑)
鹿の冬毛はまさに苔です(≧◇≦)
kuwachan
6月の数日しか参拝することができないと聞きました。
今年は特別な年なのですね。yamatonosuke さんは参拝されるのですか?
招提みそは知らなかったです。よ~く覚えておきます( ..)φメモメモ
yamatonosuke
唐招提寺、フリガナいりますよねm(__)m
ここにゴミを捨てると大きなバチが当たるでしょう~
「みぞゆう」と読んだ麻生さんは原稿丸読みですね(≧◇≦
)政治家になると難しい言葉を使いたくなるのでしょう(笑)
yamatonosuke
盲目になりながらも来日はほんとスゴイです。
ホンモノ見たことないので羨ましい(^^♪
yamatonosuke
茄子と一緒に炒めても美味しかったですよ(^^♪
yamatonosuke
はい!弥勒如来さまは背中を向けて座ってました(≧◇≦)
でも手の届きそうなくらいはレア物な、
くるくるパンチパーマを間近で見ることが出来ました。
唐招提寺全体が鑑真和上のお墓といった感じで、
落ち着いた雰囲気のまさに線香がよく似合うお寺です。
天平香もたしか招提味噌の売店に売ってたような~
柔らかく高貴な香りを体験したみたい☆
あおくんうみちゃんも今日は違うニオイと感じたかも(^^♪
yamatonosuke
鑑真和上は仙台にも出張されてましたか(≧◇≦)
奈良に住んでいながら一度は見たみたい~
yamatonosuke
そういえばブログに登場してなかった唐招提寺☆
年中公開されている鑑真和上様がお前立ちと知ったのはあとで(笑)
きっと東大寺の大仏もその目で見たかったでしょう~
なんと唐招提寺拝観ツアーのある幼稚園があるとは!
まだ見たこともないので2回?もご覧になれたの羨ましい(≧◇≦)
きっと鑑真和上も走り回る子供たちを温かく心の目で見守っていたでしょう。
瓊花はちょうど公開時期の6月ごろみたいですね☆
あとりえSAKANA
奈良総合医療センター行きのバスを発見し、
乗るか乗らないか 一瞬 悩んだら…
(自宅に近くまで帰れるけれど
「最寄り」ではないので)
タッチの差で乗り遅れました。乗ったら懐かしい
風景が見られて楽しい旅が出来たのに…と思うと
残念でした。
唐招提寺 … 綺麗なお寺ですよね … 。
yamatonosuke
検索したらたしかにコレだ!
その形からコンペイトウとも言われるとか(笑)
yamatonosuke
駐車場も別料金なので1500円ほどかかります(^-^;
「みぞうの冷奴」として売店で出せばいいのに(笑)
yamatonosuke
ちょうど鑑真和上像の公開日だったのかな~
11月下旬ごろには境内が彩られるでしょう☆
yamatonosuke
まさにこれぞ天平建築でございます(よく知らんけど)
門をくぐるとドーンと金堂が待ち構えている、
堂内の国宝3像もなかなか迫力ある光景ですよね。
思わずジェットストリームアタックと呼んでしまいました(≧◇≦)
講堂の背中を向ける弥勒如来さまもなかなかレア物ですよね。
そして建物と仏像だけでも見応えあるのに、
さらに苔な広場と唐招提寺は見どころ満載。
もこもこな苔も実際に触れて実感してきましたよ(^^♪
いつかホンモノの鑑真和上像を見に行きたいな~
そしてなんと味噌の語源になった招提みそ(諸説あり)
キュウリにつけたり茄子と一緒に炒めたり、
ご想像通りビールや日本酒が進むヤバいやつ・・・
素朴ながらも味わい深い美味しい招提みそでしたよ(^^♪
ゆうみ
yamatonosuke
例年は6月の数日だけですが今年は違い、
10月と11月の数日公開されるみたいです(^^♪
でも見に行くならやっぱり瓊花が咲いてそうな6月かな~
招提みそは茄子と一緒に炒めても美味しかったですよ。
yamatonosuke
バスで西ノ京あたりを巡るのも良さそうですね☆
たまに違うルートで帰るのも新鮮な感じかも~
次にバスを発見したら迷わず乗りましょう(笑)
唐招提寺は未来永劫ずっとこのままで残ってほしいお寺ですね(^^♪
yamatonosuke
はい!奈良のパルテノン神殿でございます☆