二上山の麓にたたずむ『當麻寺(たいまでら)』は中将姫の名を知らせる名刹で、
幾多の苦難に遭われても恨むことなく終えた人生を後世に伝えます![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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金剛ダブルスではない(ー_ー)!!
参道を歩いて行くとご覧いただける立派な仁王門がドーンと待ち受けるのですが、
現在右側の阿形は天理市の道の駅に併設する『なら歴史芸術文化村』にて修理中。
令和7年度の復活予定なので力強い金剛ダブルスはそれまでお待ちくださいね![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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當麻寺の境内図はこんな感じになっており奥院まで入れると広大な敷地面積で、
奥院の左側が二上山の仁王門から本堂へ向かうと背後にそびえる感じです。
まずは本堂へお参り( ˘ω˘ )ナムー
一心に千巻の写経を成し遂げられた中将姫は夕方に二上山の方向を見ると、
峯の間に沈む夕陽の中に金色に輝く阿弥陀様の姿を観じられ、
空一面に極楽浄土が広がり生きたままみほとけの安らぎを体感されました。
その光景を織物にしたのが”當麻曼荼羅”で本堂のご本尊として祀られています![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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蓮と中将姫(^^♪
その當麻曼陀羅は蓮糸で織りあげられているからか池の中将姫も蓮の上にたたずみ、
藤原鎌足の孫にあたる豊成卿の娘として美しく生まれながらも、
継母との関係に苦しみ若くして當麻寺へ出家することになり中将法如という名前に。
中将法如が29歳になった春に極楽浄土への旅立だったと言われていますので、
もしかしたらこの像はその時の旅立つ前のお姿なのかもしれませんね![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
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※曼陀羅堂の中将姫座像二十九歳像
命日に近い毎年4月14日に開催される練供養会式はもう1000回を越えです~
なんとか両塔を激写(^-^;
古代に建立(修繕あり)された”東西両塔”が完備している姿は全国でもここだけと、
本堂回廊のギリギリまで向かうとなんとか両塔を入れての撮影に成功。
遠くて見ずらいですが角層とも軒の出が深く三手先組の肘木や軒支輪が軽快な、
奈良時代によく行われた双塔伽藍は今に伝えるいにしえの風景です![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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いざ写仏へ( ー`дー´)キリッ
前置きがちょっと長くなりましたが”中之坊”は別当(住職)の住居として代々受け継がれ、
写経写仏道場のほか中将姫剃髪堂や大和三大名園の香藕園もある僧坊。
※あと二つは竹林院と慈光院
拝観料は500円で最初は用具と印紙代として1500円を納めなければなりませんが、
もう3回目なので筆持参の印紙代700円と拝観料500円を納めます。
中将姫でお願いします(ー_ー)!!
ここまで中将姫の伝説をつづりましたのでもうここは中将姫しかないですよね。
ちなみに写仏の1回目は観音菩薩で2回目は導き観音でしたよ。
(2017年⇒當麻寺・中之坊にて初めての写仏体験☆)
(2020年⇒【3年ぶり2回目】写仏体験in當麻寺)
中将姫の用紙を受け取りお坊さんの後を静かに続くyamatonosuke・・・
出家して先輩の後を付いて行ってるわけではないのでお間違いなく(笑)
写仏も修行の一環でありますのでひんやりとした廊下が身を引き締めます。
美しい天井絵(^^♪
150枚の”天井絵”のある道場には写仏も写経をする人の姿はなく貸し切り状態で、
正面の當麻曼荼羅の複写は写真NGですが見守るようなまさにみほとけの心![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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お坊さんは墨を用意してくれ石油ストーブを着火すると静かに退室されます。
よろしくお願いします( ˘ω˘ )ナムー
まずは正面にある當麻曼荼羅に手を合わせたあと中将姫にも合掌し心を落ち着かせると、
頭部分より下の方へ順に描いていき白毫(額の丸い部分)は最後に残すが手順ですが、
中将姫には白毫がありませんのでなんとなく顔は最後に残しまずは衣服から。
ここまで20分(^-^;
写仏は線をなぞるだけの簡単なものこれがなかなか集中力がいる作業でありまして、
指の爪も一つ一つ描かなければならない筆の太さの調整が難しい~
数珠も1個ずつ丁寧に塗りつぶしていきますが筆で小さな丸を書くのは至難の業![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
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でも上手下手ではなく真心を込めて丁寧に書くことが大切なのであります。
開眼( ˘ω˘ )ナムー
トータル約30分ほどで中将姫の”写仏”は開眼となりましたが目がちょっと難しく、
両目の位置のバランスやつり目になってしまったのは心が乱れてるのか・・・
これで終わりという流行る気持ちを仏さまに見透かされたかもしれませんね。
まだまだ修行が足らぬともう一度合掌し奉納スペースに先人の上に重ね、
写仏が終わったあとはどこか気分が晴れ晴れとしたような、
ただ寒かっただけではない爽快感もあり少しばかり安らぎを体感できたかも![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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冷たい水で筆を洗いストーブを消して道場を退室したのでありました。
お庭も回ってください(^^♪
と言われたので中之坊のお庭の”香藕園”からは東塔の三重塔が悠々とそびえ立つ、
隣接する大円窓の茶室から心の字を象った池はまさしく大和三大名園![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/150.gif)
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池の周りは桜の木なのかもう少しすると華やかにさらに美しく彩られるでしょう。
中将姫の足跡です(ー_ー)!!
奈良時代は當麻寺は女人禁制であった為中将姫は入寺を許されず、
入寺されたい一念から三日間念仏を唱えられたところ不思議にもお経の功徳で、
この足跡がついたと伝えられそれ以降女人禁制がとかれたとそう。
こんな小さな足でよく頑張ったと思わず水滴が頬をつたいます(泣いてません)
写仏だけでなくいつか練供養会式で當麻寺へ訪れてみたいですね![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
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<當麻寺>
ホームページ⇒https://www.taimadera.org/
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この記事へのコメント
ハマコウ
集中して自分と向き合うことができそうな写仏、當麻寺でぜひ体験しようと思いました。
ぼんさん
青山実花
私もしてみたいです。
yamatonosukeさんが描かれた中将姫、
ちょっと色っぽいような^^
リュカ
(あおのフミフミ催促攻撃)
あとでまた来ます!!!
溺愛猫的女人
Boss365
當麻寺の金剛ダブルス?なる程です(爆)。
東西両塔、ギリ撮影、ニャイスショットです!!
中之坊で写仏「中将姫でお願いします(ー_ー)!!」は意味深ですね(爆)?
小生、「写仏」が未経験、筆が震えそうですが・・・
yamatonosukeさん、良い感じで写仏開眼!!お見事です!!
また「中将姫の足跡」はビックリですが・・・
念仏・お経の功徳ありですね。合掌です!?(=^・ェ・^=)
ちぃ
ありがたや〜(合掌)
今年も美しい天井絵を独り占めの写生だったのですね。
中将姫は一見シンプルに見えますが法衣のヒダが難しそうな上に
小さな数珠を塗りつぶすには手がプルプルしてはみ出してしまいそう(^▽^;)
お目目がキリリとした仕上がりの中将姫、年々写生の腕を上げていらっしゃるように思います^^
足跡の小ささにとっても親近感が湧きましたっ(≧∇≦)
リュカ
yamatonosuke さんのブログで知りましたよ〜。
HPを見てみると仏像彫刻教室もあるんですね!
霊宝殿のお宝さんがたまに東京にも出張に来てるけど
実際に見てみたい〜。
写仏、ここはやはり中将姫ですよね!
天井絵が美しいこのお部屋、格が高い造りになってますね!
なに天井っていうのか名前は忘れた(笑)
なぞるだけとは言っても、相当集中すると思います。
数珠なんて大変だと思う!
きりりとしたお顔の中将姫になりましたね^^
中将姫の足跡にはビックリです!
小さい〜って思ったら、ちぃさんもそういえば足のサイズ小さかったんだっけ(笑)
ヨッシーパパ
johncomeback
當麻寺は有名ですね、いつか参拝したいです。
<写経>は知っていますが<写仏>は存じませんでした。
mau
女人禁制のとこたまにありますね。姫はすごい人だなぁ
tai-yama
やり直しできるのかな?とか思ったり。
英ちゃん
写仏なんてあるのは知らなかったです(;^ω^)
でも線をなぞるから子供でも出来そうな感じだけど筆だから難しいか?
藤並 香衣
思い出深いお寺です
前回も写仏の事を記事にされていてあれから3年も経ってたのですね
yamatonosukeさんを見習って写仏に訪れたいと思いながら
まだ行けてないです
雑念だらけなので、少しは心清らかになれるかなぁ
Rchoose19
そして、この天井は見事ですね!
そして當麻寺にも、いつの日か行ってみたいと・・
でもねぇ・・年々、歳とって行動範囲が狭くなって。。
元気なうちに、行ってみたいところは多々あれど・・
貧乏暇なしなのだよねぇ。。。(T_T)
あおたけ
え!?金剛ダブルスではない?Σ(・ω・ノ)ノ!
なるほど、片方は修復中でお留守なのですね。
一人仁王門は意外と貴重なシーンかも!?
東西の両塔をウマく写し込んだ一枚には
境内の広さが伺えます(・∀・)
三回目の写仏体験、
広いお堂でお一人だけの貸し切り状態だと
集中力が高まりそう(`・ω・´)キリッ!
一筆一筆、心を込めて丁寧に書かれた中将姫さまは、
ちょっとつり目(?)であっても、
どこか穏やかな表情に感じます(´ー`)
caveruna
ゆうみ
この足跡 御姫様の雰囲気ありありですね。
私のごっつい足跡とはまるっきり違います。
kuwachan
初めて知りました。これは一度体験してみたいです。
當麻寺は椅子なんですね。
私が写経をしたお寺は正座で足の痺れとの闘いでもありました(^^ゞ
kohtyan
中将姫の曼荼羅も見ました。見所の多いお寺ですね。
yamatonosuke
おーー、それはきっとこれをご覧になったら懐かしまれるでしょう☆
ちなみに当麻編はもう一回続きます(笑)
気軽に写仏が体験できるってのも良きですね(^^♪
yamatonosuke
はい!線がゆがまぬよう心の落着きが必要不可欠です(笑)
写経はやったことありませんが一度トライしてみようかな(^^♪
yamatonosuke
写パンダなんかあったらいいですね(笑)
昔話を思い浮かべたので色っぽくなったのかも(≧◇≦)
yamatonosuke
それは一大事な緊急事態の発生です!
全身全霊で相手しなければならない案件(笑)
yamatonosuke
そうなんです~線が重なり合わないよう筆先に全集中(^-^;
最後まで気が抜けないまさに修行でございます。
yamatonosuke
しばらくの間は金剛ダブルスはお休みです(笑)
東西両塔はなんとか背筋を活かして撮影しましたよ(^-^;
「中将姫でお願いします」
たしかにちょっと意味深な指名に聞こえますね(爆)
筆は震えると線が細くなったり太くなったりするので難しい~
3回目ですがまだ満足のいく開眼してないのでさらに修行します(^^♪
功徳発揮してそのうちyamatonosukeの足跡も浮かび上がるかも(笑)
yamatonosuke
立派な東西両塔が境内にそびえ立っていましたよ☆
午前中だったら写仏・写経をする人がいたかも知れませんが、
角煮釜めしを食べたあとの時間帯は貸し切り状態でした(^^♪
はい、法衣のヒダはそのまま長い線を下ろすのが難しく、
数珠は筆で小さな丸を描くなんてかなり精神集中が必要です。
そしてお目目は何回体験しても上手に書けない・・・
いつか満足のいく開眼できるよう精進してまいります(^^♪
もしかして中将姫の生まれ変わりですか(笑)
yamatonosuke
當麻寺以外にも奈良では東大寺でも写仏できるそうですよ(^^♪
仏像彫刻教室もあるなんて知りませんでしたが恐れ多すぎる~
霊宝殿も入れてたくさんの古きお宝が鎮座してましたよ☆
3回目の写仏は中将姫を選択しましたが、
この美しい天井絵に浮かび上がる中将姫もニヤリとしてたかも(≧◇≦)
線の太さが均一でなくまだまだ修行が足りません・・・
数珠なんて筆で小さな丸を塗りつぶすなんて至難の業です。
もっと優しいお顔に仕上げたかったところですが、
きっとyamatonosukeに優しさが足らないのでこのお顔になったのでしょう(^-^;
ちぃさんはもしかしたら中将姫の生まれ変わりかもしれませんね(笑)
yamatonosuke
修行の一環なのであえて寒い日に体験してきました(~_~)
yamatonosuke
参拝さいはぜひ奥院まで足を進めてみてください。
写仏はなかなか珍しいのでついでにご体験を(^^♪
yamatonosuke
はい!全種類制覇を目指して頑張ります。
女人禁制を打ち破った中将姫スゴイ☆
yamatonosuke
空海と言われても信じてしまうでしょう(笑)
上手下手ではありませんのでやり直しの概念はないかも・・・
yamatonosuke
極楽浄土が見えるかもしれないので間違いじゃないかも(笑)
写仏はなぞるだけなので子供でも可能ですが、
以前に写経を子供が体験してた時はビックリでした(^-^;
yamatonosuke
雪囲いの寒牡丹を見るの忘れてました(≧◇≦)
次もまた冬に行ってしっかりと見なければ~
早いもので前回から3年、前々回から6年でございます(^-^;
天井絵の下というだけでかなり気分が上がるのでぜひご体験を♪
入室時と退室時ではかなり気持ちも変わります(知らんけど)
yamatonosuke
写経はまだ未体験ですが写仏はなかなか心が落ち着きます☆
當麻寺はちょっと遠いかも知れませんが、
関東地方にもあったらぜひ体験をおすすめ(^^♪
行動範囲問題は私もつくづく実感しておりまして、
當麻寺がすぐ行ける場所にあることに感謝したいと思います。
元気なうちに行ってみたい食べてみたいですね(笑)
yamatonosuke
金剛ダブルスはしばらくお休みでシングルで戦ってました(≧◇≦)
そう言われるとたしかに貴重なシーンなのかも♪
東西両塔は広角レンズと持ってれば良かったのですが、
なんとか背筋を使ってギリギリ入ることができました(^-^;
今回は行ってませんが奥院も含めるかなり広大な當麻寺でございます。
そして全集中して中将姫の写仏と向かい合う!
静かな誰もいない道場はまるで仏様に見守られているようでした☆
もう3回目ですがなかなか納得のいく目が書けない・・・
筆はウソをつかないともっと精進したいと思います。
でも中将姫の穏やかさが伝わって良かった( ˘ω˘ )ナムー
yamatonosuke
たまにはこういう静かに集中する時間もアリですね(^^♪
写経はまだ未体験ですが今度トライしてみようかな~
yamatonosuke
どこかで写仏見かけたらぜひご体験を♪
お姫様の足跡めちゃ小さかったです(笑)
yamatonosuke
逆に写経はまだしたことがありません(≧◇≦)
次は写経にトライしてみようかな~
そうそうここは椅子なのも通ってしまう要因の一つです(笑)
yamatonosuke
本堂にある大きな曼荼羅は見ごたえありますね☆
奥院も含めるとほんと広い見所多い境内でございます。